介護服を200着作って、1着も売れなかった話

雑記

どうも、ロジパパです。

今回は、仕事を本気で辞めようと考えている僕が起こした行動のうちの1つである、介護服を作った話に触れます。

介護服を作るに至った経緯

僕は20代後半の頃、小学生来の友人と共に

「会社を辞める」

たった1つのその目標に向かい、ひたすら、我武者羅に行動していました。

その中で、amebaブログやwordpressを利用したブログ、さらにYoutubeや畑等など…様々な経験を味わってきました。

そんな僕たちが、高齢化社会に突入する我が国、日本において、介護に対して重点を置かないわけがなく。

「これから、もっと、介護が重点になるのは目に見えている。今、その分野で自分たちができることは何か」

と話し合った結果

介護事業を立ち上げているところだけを見るのではなく、家で介護をしている方たちも視野に、着替えの負担を減らすことのできる、介護服を開発しよう。となったんです。

介護服を作ることのハードルと実現

介護服を作ると決めた僕たちがとった行動はシンプル。

まずは、設計。

どういった服であれば着せやすく、脱がしやすいのか。
ここに関しては、妻が介護士だったこともあり、アドバイスを頂きつつ具体的には、マジックテープのように剝がしやすく、くっつけやすいものであれば、現場では重宝されそうだ、ということになりました。

そして、背中が曲がっていたりすると、どうしても背中の肌が見える可能性が高くなるため、背中側だけお腹側よりも数cm長くする。また、敏感な肌に合わない繊維は喜ばしくないため、身体に合いやすい綿100%を選定。

といった感じで、どんどん納得感のある形で、設計は進んでいきました。

ただ、この納得感のある設計をどう実現させるか。
これが、実際にものづくりをしたことのない僕たちにはかなりハードルが高かったです。

でも、やると決めたからには猪突猛進の精神。

右も左も分からない状態で、ネットや図書館でお勉強した結果、最終的にはクラウドワークスで知り合った方に、服の型を作ってもらえることに。

さらに、同じ方の伝手で、その型をもとに工場で大量生産をしてもらえることになったのです。

経営者の方とかが良く言うけど、人の伝手というのは本当に大事なんだな、と改めて感じた出来事でした。

介護服の完成

人の伝手を頼りながら介護服を量産できる体制が整った僕たち。

後、やることは何か?

そりゃぁ、やる or やらない の2択。

血気盛んな僕たち。やる以外の選択肢はないわけで。
現物がなければ売るとか売れないとかの土台にも立てないわけで。
それならばある程度リスクを負わないといけないわけで。

数が少ないと1着あたりの単価が高くなってしまうため、ある程度まとめて発注することとなり、結果的には200着の介護服を制作依頼することに。

200着ですよ?

僕、5年ぐらい、3着のカッターシャツと2着のズボンで、会社行ってます。
200着って異常。マジで。

ただ、200着を作るからには、”マジ、真剣”モードになるわけです。

とんとん拍子に介護服を作れた僕たちは
やる気次第でなんでもできる、このままの勢いで介護服業界で成り上がってやるぜ!

っていうノリとテンションの反面
・200着って、売れるの?売れなかったら、この投資した金額ってどうなるの

っていう、直視してはいけない現実は見ず、勢いで突っ切っていく感じ。

まさに背水の陣。

介護服の販売

そうこうしていると、200着+数着の介護服が出来上がりまして。
1着1着、綺麗に梱包され、綿100%で物凄く肌触りの良い質感で物凄く喜びがありました。

そして、作ったはいいけど、販売したことのない僕たちは、販売方法を主にネットで勉強。

介護服が魅力的に写るよう一眼レフにてあーでもないこーでもないと写真を撮りまくり、販売用のサイトを立ち上げる。

そして、着脱方法の動画を制作して実際にどれだけ着脱させやすいかをアピール。
そうして完璧な仕上がりの介護服を販売するための土台を整えた僕たち。

続いてのステップは、どう注目を集めることができのか。

まずは当時からずっとやっていた、1日1,000人ぐらい見られていてたブログに投稿。
さらに、ブログと連携していたTwitterなどにも投稿。

見事、販売用サイトへのアクセス数は伸びる。

が、売れない。

今振り返ってみると、そもそもブログに訪れていた方は介護を必要としている年齢層ではなかったこともあり、興味本位で見てくれた人はいるものの、決して安いとは言えない金額(肌着で2,980円と強気な設定金額)に購入する人はおらず。

ただ、200着の入った段ボールは家にあり、何としてでも売らないと、となった僕たちは、より多くの注目を集めるために、チラシを制作したうえで、エリアを限定して投函を依頼。

それでも一向に発注が来ない。

そして、こうなりゃ直売!と、フリーマーケットみたいなところに行き、出店できないか相談しに行くことに。

ただ、現地であまりにも場違いな感じに襲われ、一歩を踏み出せず、在庫だけ持って撤退。
こういうところで一歩踏み出すかどうか、が、次のステップに行けるかどうかでした…。

そして、発注が来ないけど在庫を抱え続けるのもよろしくないよなぁ~と思い、価格を1,980円に落としてGoogle広告投入するなど利益をどんどんと削っていくスタイル。

確実に販売サイトにアクセス数は増加するも、一切購入にはつながらず。

気付けば月日だけ経っており、届いた段ボールにうっすら埃が見えるほどに。

これ以上やっても自分たちでは販売できないことを悟った僕たちは
「物は最高なんだし、いっそのこと、タダでも良いから、介護の現場で使ってもらえたいよなぁ~」

となり、複数の介護施設に電話。
(電話口の方、当時はいきなり電話してすいませんでした…。思い返しても、まずはメールなどで事前連絡すべきでした)

丁寧に話を聞いて頂いたのですが、最終的には頂き物は使えないという回答を頂戴することに。

「あぁ、無料でも受け取ってもらえない」

この現実に直面した僕たちは、万策尽きたと感じました。
投資額の合計は100万はゆうに超える。

悔しい気持ちはありましたが、楽しかった経験も多く、これはこれで良い。と納得できました。

そうして介護服は今も、我が家に残り続けているため、自分たちの親や自分が必要となった際に使っていきます!

まとめ

当時のことを思い返して書きなぐってみましたが、色々な人に協力を頂き、いきなり電話するなどご迷惑をお掛けしてしまったこともありますが

物を作ることの楽しさと難しさ、また、作るだけじゃなくて売ることがどれだけ難しいかを体験できた、良い思い出です。

僕は技量も度胸も圧倒的に足りていなかった。

でもそれが分かったからこそ、投資の方が自分に合っていると気づけたんだと思います。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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