非エンジニアの4児パパがClaude CodeでYouTubeを作ってみた話

AIに動画を作らせてみた、まだ0本という記事のアイキャッチ AI

最近、「AIで動画を自動で作れる」という話をよく見かけます。

ずんだもんがしゃべる解説動画とか、「月100万円稼げる」みたいなやつ。正直、うさんくさいなと思いつつ、心のどこかで気になっていました。

というのも、僕には時間がありません。現状で子ども3人でもうすぐ4人目が誕生。
日中は仕事、帰れば戦争。自分の時間なんて、子どもを寝かしつけたあとの1〜2時間くらいしかない。

そんな僕が、「AIに動画を作らせる仕組み」を、Claude Code というツールで実際に作ってみました。

結論から正直に言うと——まだ1本も公開できていません。
(使った時間は妻が帰省中の16時間ほど。なんならこのブログ記事作る直前までやってました。目が痛すぎる…)

でも、この「うまくいっていない過程」こそ書いておきたいと思いました。ネットに転がっている「簡単!誰でもできる!」の裏側で、実際に何が起きているのか。非エンジニアの父親が触ると、どこでつまずくのか。その生々しい記録です。

なぜ、父親がAIに動画を作らせようとしたのか

きっかけは、家計です。

このブログでも何度か書いていますが、僕は過去に投資詐欺で150万円を失いました(その話はこちら)。あのとき痛いほど学んだのは、「他人の作った“うまい話”に乗るのではなく、仕組みは自分の手で持て」ということでした。

値上げのニュースを見るたびに思っていました。「これ、事前に分かっていれば、うちの家計ももう少し備えられるのに」と。でも、値上げ情報を自分で毎日追いかける時間なんてない。

だったら、その“追いかける作業”ごと、仕組みにしてしまえないか。

そうして思いついたのが、「値上げしそうな商品を予測して、家庭向けに解説するYouTubeチャンネル」でした。同じように時間のない主婦・主夫の役に立つはずだし、うまくいけば家計の足しにもなるかもしれない。

問題は、僕がエンジニアではないこと。動画編集ソフトもまともに触れません。そこで登場したのが Claude Code です。

そもそも Claude Code って何なの?

ざっくり言うと、AIに日本語でお願いするだけで、パソコンの中の作業をやってもらえるツールです。

会社でもバリバリAIが活躍していますが、あまりにも便利すぎるので「これで動画制作してもらったら捗ること間違いなし」と、衝動的に有償版(月3,000円ぐらい)を契約。

Claude codeはどうやらプログラマー向けの道具らしいのですが、要は「〇〇して」と文章で頼むと、調べ物からファイルの整理、資料づくりまで代わりにやってくれる。

コードが書けなくても、「こういうものが欲しい」と伝えれば形にしていってくれる神のアイテムなのです。

(この記事の提案などもClaude Codeに手伝ってもらってます。ただ、この記事ではclaude code入門解説が目的ではないので、詳しい始め方は需要があればまた書こうと思います。ここでは「AIに作業をお願いできる相棒」くらいの理解で大丈夫です)

僕がやったのは、この相棒(むしろ師匠)ともいえる存在に「値上げを予測して動画にするまでの流れ、丸ごと手伝って」とお願いすることでした。

作ろうとしたもの:「値上げ予測チャンネル」の中身

作っているチャンネルには、毎回このルールを決めています。

  1. 予測:何が・いつ頃・どのくらい値上がりしそうか
  2. 根拠:なぜそう言えるのか(必ず“一次情報”を最低2つ添える)
  3. 行動提案:じゃあ今日から何をすればいいか(買い時、冷凍、代替品など)

一番こだわったのは2番目の「根拠」です。詐欺で痛い目を見た人間として、あやふやな情報で人を不安にさせるのだけは絶対にやりたくなかった。

だから、まとめサイトやSNSの噂は根拠にしない。企業の公式発表や官公庁の統計みたいな“おおもとの情報”を必ず2つ以上確認してから予測する、というルールにしました。

そして、Claudeを信用していないという訳ではないですが、copilotやchatgptに本当か?をクロスチェックさせるという徹底ぶり。

そして記念すべき1本目のテーマは「パン・小麦の値上げ」。輸入小麦の価格が年2回見直される仕組みを使って、「10月にもう一段の値上げがあるかもしれない」という予測を、3分弱の動画にまとめました。

輸入小麦から店頭まで、パンの価格が動く流れの図解
実際に動画で使った図解。輸入小麦→政府→製粉会社→パンメーカー→店頭、と価格が動きます

どうやって作ったか(細切れ時間でここまで来た)

Claude Code に手伝ってもらった工程を並べると、こんな感じです。

  • 情報集め:値上げ関連のニュースや公式発表を検索して、要点を整理して保存
  • 台本づくり:集めた情報から、話す順番を組み立てる
  • 図やイラスト:AIで画像を生成(輸入小麦→政府→パン屋さん、みたいな図解も)
  • 字幕:音声に合わせて字幕ファイルを作る
  • 音の調整:動画ごとに音量がバラバラにならないよう自動でそろえる

文字にすると立派ですが、実際はClaude codeに依頼したら1,2時間ほど放置。コーヒー片手に「ここ直して」「ここもうちょっと短く」と、会社でも出さないほど適当な指示をお願いするだけ。ただ、全然うまくいかず、また依頼して・・・を繰り返しただけです。

それでも、非エンジニアの父親が、ここまでのものを一人で組み立てられたこと自体が、正直ちょっと感動でした。

一番大変だったこと、そして正直な失敗

さて、ここからが本題です。「簡単!」の裏で、実際には何につまずいたか。

その1:動画に“変な沈黙”が入ってしまう

出来上がった動画を再生してみたら、ところどころで妙な間(ま)が空く。しゃべり終わっているのに、次のシーンに移らず、無音のまま数秒止まる。全部つなげると、20秒くらいの“ムダな沈黙”が動画に混ざっていました。

原因は、動画を書き出す仕組みが、パソコンの動作が重いときほど余計な時間を記録してしまうことでした。これに気づいて直すまでが、地味に一番しんどかった。専門知識のない人間が、「なんか変」を「これが原因だ」に変えるのは、本当に骨が折れます。

動画に入っていた変な沈黙(無音)を修正した前後の比較図

直す前は同じ内容なのに20秒も長かった。無音を自動でカットして解消しました

その2:「日本の食卓」が、なぜか日本にならない

AIに画像を作らせると、これがなかなか思い通りにいかない。「日本の家庭の食卓」とお願いしても、出てくるのはどこか外国風の料理だったり、背景の看板に読めない謎の文字が並んでいたり。

日本人の、日本の家庭の、あの見慣れた食卓——を出すには、食器や盛り付けまで細かく指定しないとダメでした。「AIに任せれば一発」では、まったくなかったです。
(映画っぽい映像とか作っている人いるけど、どうなっている・・・?まだ勉強不足です)

AIが生成した、日本らしくない食卓の写真(失敗例)

「日本の食卓」と頼んで出てきた一枚。ごはんに刺さった謎の物体…これじゃない感がすごい

その3:そして、まだ0本しか公開できていない

一番正直に書いておきたいのはこれです。ここまでやって、僕はまだ1本も公開ボタンを押せていません。

claudeを契約したタイミングの僕は、鼻の下を長くして「これで僕も月収いくら稼げるかな」なんて、うきうきしていましたが、当たり前のように実際にやってみるとチョー難しい。

主な理由は「他の動画と対比した場合にまだ手を加えないといけないところが多すぎる」ってことで、1つずつの出力にはどうしても時間がかかるし、まだまだうまく扱えていない。圧倒的勉強不足です。

わかったこと:AIは「作業」を消すが、「判断」は消せない

この経験で、はっきり分かったことがあります。

AIは、調べる・書き出す・並べるといった“作業”はかなり肩代わりしてくれる。でも、「この情報は信じていいのか」「この言い方は誠実か」「そもそもこれを出す意味はあるのか」という“判断”は、最後まで自分に残る。むしろ、作業が速くなったぶん、判断の重さだけが際立ちました。

また、AIによって得意不得意がかなりある。具体的に現時点の感触では、chatgptは文章構成に強く、claudeは設計に強みがあるイメージ。

「AIで全自動」「寝ている間に稼ぐ」みたいな話が、僕の中でスッと腹落ちしなくなったのはこのためです。(作業は楽になるのは間違いなく、凄まじいツールなんですけどね、、、)

考えてみれば、家計も投資も同じでした。ツールやアプリはあくまで作業を助けるだけ。「何を買うか」「どこを削るか」の判断は、いつだって自分がするしかない。詐欺で150万を失ったのも、結局はその判断を他人に預けてしまったからでした(このあたりの反省は家計を立て直したときの話にも書いています)。

で、これが家計や暮らしにどう役立つのか

「AIで動画」と聞くと自分には関係ない話に聞こえるかもしれませんが、僕がやったことの本質は、「面倒な作業を、仕組みにして自分の手で持つ」ということです。

これは動画に限りません。値上げ情報の見張り、家計簿の集計、献立の下調べといった「時間がないからできていない」ことを、AIという師匠に下ごしらえだけ任せて、判断だけ自分がやる。

子育て世代の、あの細切れ時間と、AIの相性は、思っていたより悪くないと感じています。

今回の妻や子どもたちが帰省している最中に僕が得たものは、この使い方であれば、やってほしいことだけ事前にまとめて入力しておけば、処理してくれている間は子どもたちと遊んだりお風呂入れたり寝かしつけしたりできるので、子がいる家庭でかなり便利であることを実感できたことです。

まとめ:0本でも、書いておきたかった理由

  • 非エンジニアの4児パパでも、AI(Claude Code)で動画を作る仕組みはそれなりに組めた
  • でも「簡単・全自動・すぐ稼げる」は、少なくとも僕の実感とは違った
  • AIは“作業”を消してくれるが、“判断”と“責任”は最後まで自分に残る
  • そして僕は、まだ0本しか公開できていない

かっこ悪い記録ですが、これも本当の実験の途中経過です。うまくいった話より、つまずいている話のほうが、同じように悩んでいる誰かの役に立つかもしれない。そう思って残しました。

次は、この値上げ予測チャンネルを実際に公開できたのか、その顛末を書きたいと思います(公開できていることを、切に祈ります)。

同じように「時間がないけどAIを触ってみたい」と思っている方の、参考になればうれしいです。

最後に、「サウナにもいきなね」そう言って、子どもたちを連れて実家に泊まりに行った妻。一人時間をくれてありがとう。ただ、夜は全然眠れず、日中はほぼパソコンの前で作業していました。(じつはこれ、前に一人の休日をもらったときも、サウナに行くと言って結局ずっとブログを書いていました。僕はどうやら、そういう星のもとに生まれたようです…)
こんなパパをこれからもよろしく!

よくある質問(FAQ)

Q. Claude Code は無料で使えますか?

有料のプランが必要です。ただ、動画編集ソフトを一式そろえることを思えば、非エンジニアが“作業の相棒”を持つ入り口としては現実的な範囲だと感じました。

Q. 非エンジニアでも本当にできますか?

「できる」と「簡単」は別物、というのが正直な答えです。日本語でお願いするだけで進む場面は多いですが、うまくいかないときの原因探しには、それなりの根気が要ります。

Q. どれくらい時間がかかりましたか?

だいたい16時間くらいです。妻と子どもが帰省していた数日間で、ほぼぶっ通しで(夜も眠れず…)やりました。普段は寝かしつけ後の細切れ時間しか取れないので、今回はレアな“まとまった一人時間”でした。

Q. で、結局これで稼げるんですか?

まだ1本も公開していないので、稼げていません(笑)。稼ぐことより、「家計を守る仕組みを自分で持てるか」を確かめたかった、というのが本音です。


🤖 AI×暮らしの実験シリーズ|父がClaude Codeで作った仕組み
非エンジニアの4児パパが、AIで暮らしを変えようとした実験の記録です。

  1. 非エンジニアの4児パパがClaude CodeでYouTubeを作ってみた話(今読んでいる記事)
  2. AIを“家族の思い出マネージャー”にした話
  3. 自作AIに家族の休日をまかせた初トライ実録
  4. 非エンジニアの父が、Claude Codeで“暮らしの仕組み”を3つ作ってみた

コメント

タイトルとURLをコピーしました