最近、週末が近づくたびに同じことで悩みます。「今週、どこ行こう……」
子どもが3人、もうすぐ4人。せっかくの休みだから、どこかへ連れて行ってあげたい。でも毎回スマホで「子連れ 遊び場 近所」なんて検索して、結局いつもの公園にたどり着いて、なんとなく一日が終わる。
ChatGPTに聞けば、それっぽいプランは出ます。でも、毎回ゼロから家族構成や予算を説明し直すのが地味に面倒だし、何より去年あんなに喜んでいたあの体験を、僕はもう忘れている。
そこで思ったんです。「探す」だけで終わらせず、「記録して、あとで思い出す」ところまでAIにつなげたら、家族の経験そのものの価値がもっと上がるんじゃないか、と。
ってことで、ハマりにハマっている、有料課金までしたClaude Codeで作っちゃいました。名前は大げさですが、「家族の経験マネージャー」です。
「おでかけ検索AI」ではなく「経験マネージャー」
ふつう、AIにおでかけを聞くと「1回きりの検索」で終わります。今日のプランは出るけど、明日には忘れられる。
でもそれはもったいない!そこで僕が作ったのは逆で、日付を1つ入れるだけでこう動いちゃうんです。
- 家族の今の状況(妻が妊娠中、一番下の子はまだ3歳で長くは歩けない…)を読む
- これまで行った場所・子どもの反応・満足度を思い出す
- 予算の残り、その季節しかできないこと、年齢的に“今しかできない”ことを確認する
- その日の天気と最新イベントを調べる
- 「通常/雨/イベント中止」の3パターンの一日プランを出す
- そして、行ったあとの記録を“更新案”として残す
ポイントは最後です。行った経験がぜんぶ記録に残って、次の提案がどんどん賢くなっていく設計。 1回ごとの検索ではなく、何年もかけて育っていく仕組みにしました。

一番こだわったのは「思い出が増える方を選ぶ」
このAIに、いちばん強く言い聞かせたルールがあります。
判断に迷ったら、必ず「思い出が増える方」を選ぶこと。
決して、高貴で高級な体験をさせたいわけじゃありません。
基準は「金額がいくらか」ではなく「どれだけ経験に対しての価値があるか」です。
無料〜2,000円を基本にしつつ、“子どもが今の年齢でしか楽しめないこと”は、多少お金がかかっても迷わず行く。そう設計しました。
……これ、書いていて気づいたんですが、僕がお金でさんざん失敗して学んだこと(投資詐欺で150万円を失った話)と、まったく同じ発想なんですよね。お金も、思い出も、「使う」んじゃなくて「積み立てて、複利で増やす」。ただ今回積み立てるのは、お金ではなく家族の思い出です。
地味だけど、これがやりたかった細かい機能
- 家族のフェーズで自動調整:今は妻が妊娠後期なので、長距離・炎天下・歩きすぎを避ける。11月に4人目が生まれたら、自動で「近場・短時間」中心に切り替わる
- 経験の“偏り”を直す:自然・科学・食育・ものづくり…と12カテゴリに分け、足りていないジャンルを次に優先する
- 一日を“帰宅”で終わらせない:出かけて終わりではなく、帰宅後〜夜のおうち時間まで設計する(捕ってきた生き物を観察したり、みんなでたこ焼きをしたり)
- 生活のリアルも入れた:特売日(20日・30日)は、帰り道のスーパーのまとめ買いまでちゃんと予定に組み込む
正直、ここまで来ると「おでかけアプリ」というより、わが家専用の家族運営AIです。
特に設計の最後の特売日を組み合わせたあたり、神アプリかもしれない…。
正直に言います。まだ一度も使っていません
さて、ここが一番大事な白状です。
こんなに偉そうに仕組みを説明しておいて、僕はまだ一度もこれを使って出かけていません。経験ログはまっさらの真っ白。「まだデータがありません」と表示されています。
そう、この仕組みの一番の売りである“複利で賢くなる”は、まだ1ミリも効いていない。 これは完成品の自慢話ではなく、「思い出の資産運用」を始めた、その初日の記録です。
でも、それでいいと思っています。投資と同じで、複利は「早く始めて、続けた人」にしか効かない。今日がいちばん早い日です。
作ってみて分かったこと
前に、AIで動画を作ったとき(Claude Codeで値上げ予測YouTubeを作った話)、「AIは“作業”を消すが、“判断”は最後まで自分に残る」と書きました。
今回も同じでした。AIは「探す」という面倒を、きれいに消してくれる。でも、「何を大事にするか」
思い出を選ぶのか、コスパを選ぶのか、ラクを選ぶのか——は、結局こっちが決めるしかない。 AIはその方針を、忘れずに、ぶれずに実行してくれる最高の相棒であることを改めて認識できました。
とはいえ、作って眺めているだけじゃもったいない。出かける前に、試しに一度だけ日付を入れてみました。 すると最初の提案は、家の近くの「〇〇公園で水遊びしたらどう?」。
っていう提案をしてもらい
「その公園は、妻が普段から利用しており、飽きている」
と突っ込んだところ
「近くの〇〇公園で、ザリガニ釣りなんてどう?材料は△△で、釣れた後は□□で…」
みたいな、34年も生きてきた僕でさえ、想像することすらできなかった発想を、数十秒で提供してくれたのです。
これは、この時代に生まれたからこその技術革新であり、これからもっと伸びていく分野の先取り、そう感じることができました。
まとめ
- 週末の「どこ行こう問題」を、1回きりの検索ではなく“記録して思い出す仕組み”にした
- 基準は値段ではなく「思い出が増えるか」。お金ではなく思い出を資産運用する
- ……が、まだ一度も使っていない。複利はこれから
- AIは「探す」を消すが、「何を大事にするか」は自分が決める
1年後、この真っ白なログが家族の思い出でいっぱいになったら、あらためて書きたいと思います。「思い出の複利は、本当に効いたのか」。
そのときを楽しみに、まずは今週末、はじめて日付を入れてみます。
よくある質問(FAQ)
Q. これ、何で作ったんですか?
Claude Codeというツールです。日本語で「こういう仕組みが欲しい」と頼むだけで形になりました。プログラミングはしていません。
Q. ChatGPTに聞くのじゃダメなの?
1回きりの相談ならChatGPTで十分です。違いは“記録が残って次に活きるか”。うちのは行くほど賢くなるのが狙いです。
Q. 非エンジニアでもできますか?
僕もエンジニアではありません。ただ「簡単」ではなく、こうしたい、を粘り強く伝える根気は要ります。
Q. 家族の情報をAIに入れて大丈夫?
自分のパソコンの中のファイルで管理しています。気になる方は、名前を伏せる・ざっくり書く、でも十分に機能します。
🤖 AI×暮らしの実験シリーズ|父がClaude Codeで作った仕組み
非エンジニアの4児パパが、AIで暮らしを変えようとした実験の記録です。
- 非エンジニアの4児パパがClaude CodeでYouTubeを作ってみた話
- AIを“家族の思い出マネージャー”にした話(今読んでいる記事)
- 自作AIに家族の休日をまかせた初トライ実録
- 非エンジニアの父が、Claude Codeで“暮らしの仕組み”を3つ作ってみた


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